プロフィール

アルブレヒト・ワグナー博士はドイツ出身の素粒子物理学者です。ドイツのハイデルベルク大学で博士課程を取得後、同学や米国のローレンス・バークレー国立研究所に加え、ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)、欧州原子核研究機構(CERN)などの機関で研究者として勤務しました。1984年にハイデルベルク大学の教授に就任し、1991年にはハンブルク大学の教授に就任しました。ハンブルク大学在籍中に、DESYの所長にも任命されています。1999年から2009年まで、DESY理事会の委員長を務めたほか、複数の国際的なコンソーシアムを率いる重要な役割も担ってきました。その中には、TESLA Technology Collaboration Boardの委員長(2005-2009年)や将来加速器国際委員会(ICFA)の委員長(2006-2008年)も含まれます。ワグナー博士は様々な諮問委員会や審議会などの委員を歴任しました。それらにはヘルムホルツ協会副会長(2001-2008年)、ハンブルグ大学の評議委員会委員長(2008年-)、ヨアキム・ヘルツ基金委員(2010年-)が含まれています。以前は、沖縄科学技術大学院大学評議員会の議長も務めていました。ワグナー博士は複数の名誉学位を授与されており、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を含む多くの受賞歴があります。